毎年8月1日と2日、何の日か知ってますか?
草津温泉街がいつも以上に活気づくのが、この毎年8月1日と2日の2日間です!知らない方も多いかもしれませんが、実は毎年この日程に「草津温泉感謝祭」が行われているんです。
日程が固定で決まっているため、2日間とも平日に行われる年もあり、観光が難しい方が多いかも知れません…。
ですが、とても魅力あふれるイベントですので、ぜひご覧ください。
草津温泉感謝祭は、
温泉への感謝や無病息災の願いが込め、温泉女神様が草津町へ降臨し、巫女(補佐)と白丁(はくちょう:従者)とともに、2日間を通して様々な儀式を行い、最後には昇天される物語を催しています。
ちなみに…
温泉女神様や、巫女、白丁役の方々は役者の方等ではなく、町民のなかから選ばれているようです。
役者の方でなくても、ここまで魅力的なのは、やはり普段から草津町にて温泉を身近に感じ、感謝しておられるからかも知れませんね。
温泉女神様の儀
ここからは、実施にこの2日間でどのようなことが行われるのか、第72回のプログラムを例に振り返ってみましょう!(主会場:湯畑仮設舞台)
1日目
- 湯善神参拝
- 上州草津温泉噴火太鼓・草津踊り
- 「女神降臨」: 草津温泉感謝祭式典
- 「源泉お汲み合わせの儀」:巫女役が4つの源泉を1つの桶に注ぎ入れたあと、女神役が願いを込めながらひしゃくでかき混ぜます。
- 「女神源泉分湯の儀」:できた温泉は「聖なる温泉」と名付けられ2日、町内の共同浴場などに少しずつ分けて送り届けられます。
- 「献湯」:女神主要浴場
各源泉から集められた温泉は、温泉女神によって、「お汲み上げの儀」「分湯の儀」が行われます。
その温泉を各共同浴場、温泉施設、旅館などに献上されます。これを「献湯の儀」といいます。
2日目
- 「献湯」:女神各地区浴場
- 草津踊り
- 女神主要浴場「献湯」/役場前出発
「湯もみ保存会」による湯もみ披露
「上州草津温泉噴火太鼓」演奏 - 草津温泉感謝祭フィナーレ「女神昇天」
- 手花火
草津温泉感謝祭の一連の儀式は厳かな空気が流れ、草津町の方も、草津町以外の人々も、温泉女神様や巫女の所作を見逃すまいと見入っています。
草津噴火太鼓や草津踊りといった昔ながらの伝統芸能も行われ、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気のなか、湯畑に多くの露店が並び、手花火が行われ人々で賑わいを見せています。
幻想的な草津町のお祭りに、ぜひご参加ください♪